今朝は雨の予報だったけど、朝から晴れ間も覗く天気。
「おっ、ユキオ、今日は機嫌がいいかな?」
さてと、ユキオに手を合わせに行こうかと思ったら、雨が強く降り出した。
「あ〜あ、ユキオ、泣き出しちゃったよ・・」
13時過ぎ、上野動物園に着いた。雨は止まない。そして、寒い。
13時半ごろ、やっとキミの献花台の前。
既に献花台を埋め尽くすお花とキミの写真。

私たちも緑のバラと釧路で雪まみれになったキミの写真をお供えした。
緑のバラ。ウチの近所のお店で何気なく目に止まった綺麗なバラ。
花言葉、知らずに選んだのだけど・・気になって調べてみたら、
「穏やか」「あなたは希望を持ち得る」
キミにピッタリ。偶然だけど、良かった。
そうこうしているうちに、雨音が消え、雲の切れ間から青空も覗いている。
天国にいるキミが、どうやら泣き止んだよう。少しは喜んでくれたかな。

それにしても、たくさんのお花。穏やかな風に乗って、いい香りが献花台の前に漂う。
「でも・・ユキオだったら、これ、ムシャムシャ食べるんじゃ?」なんて話もした。
今日はずっと献花台の前。キミの思い出話にも花が咲きました。
それにしても、お花がひっきりなしに増えてゆく。最後は増設した献花台に乗せるのも一苦労。
たくさんの人がキミの前で手を合わせていました。
ユキオ、キミはホントに上野のスターだったんだね。みんなに愛されてたんだね。

キミがいなくなってはじめて、それを実感しました。

いつの間にか、キミの存在が当たり前のようになっていて、居なくなるなんて想像もしなかった。

雨が止むと気温は上がるって予報だったけど、キミの献花台の前は、ずっと底冷えする寒さ。
キミは暑いの、苦手だったからね。
閉園前にキミの相方のデアを見に行ったんだけど、吹き抜けるのは、冷たい風。
デアが帰るのを見届けて、動物園を後に。園外に出た途端、風が暖かく感じました。
やっぱり、キミは今日そこに居てくれたんだね・・って思うことにしよう。
ありがとう、ユキオ。ぐっすり、おやすみ。
明日も、また会えるかな?
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